2011年6月18日土曜日

SIerもWebサービス企業も加点思考なのでは?

今週頭くらいに、読んだブログで興味深かったのが以下のブログです。

SIerからWebサービス事業会社の転職で気をつけるべき2つのこと


はてな界隈で有名なブロガーさんの記事で、よく拝見しているのですが、
特に今回の内容は、自身が両方のビジネスを体験してるので、読んだ後も考えさせられる内容でした。

概ねなるほどな~という内容だったのですが、一点だけ自分と考えてるポイントが違うとこがありました。

それが、こちらの内容です。
減点思考ってのは100をスタートして100からどんどん減点していくことで、最終的に点数の高いものが良いという考え方です。受託開発では基本的にこの考え方です。
    ~省略~
Webサービスはそうはいきません。なので、加点思考とでもいいましょうか、0点からいかに100点に近づけていくか、というのが求められます。

SIerに代表される受託開発は減点思考、Webサービスは加点思考だという点です。

僕は基本的には両方加点思考、ただし、種類の違う加点思考だと思ってます。

受託開発に必要なのは、0からスタートし、100点を目指す加点思考で、
Webサービスは、0からスタートし、100点どころか1000点(それ以上)というように終わりのない加点思考が求められると思ってます。

受託開発では、ユーザの求めるシステムを開発するのが目的です。
ヒアリングや要件定義の段階で、お互いに100点の基準を作成し、定めた100点を目指し、開発していくのが受託開発です。
そのため、開発段階で、作成者サイドで、良かれと思って機能を追加して120点のシステムを作成しようとしても、
ユーザが求めていない限り、不要の産物となります。
(上司からいらんことするなっと言った指摘も入ります)
あくまでも定めた基準のシステム開発が求められます。

一方、Webサービスは、作成者がこれは面白い、もしくはこれは流行る考えるシステムを開発していきます。
作成前に作成者サイドで100点の基準はある程度作成するでしょうが、開発時はもちろんのこと、
リリース後にも、ユーザの反応等でどんどん機能追加が必要な終わりのない加点思考が求められます。
これは、どんなWebサービスがヒットするかわからないので、サービスを続けていく限り、
利益の為、作成者サイドで試行錯誤が求められるからです。
使用するユーザも地域や時代によって変化するので、ニーズにあったものにサービスを適用させていいくこともWebサービスの重要な点で、
これにも終りの無い加点思考が求められます。

ざっくりとした説明ですが、まとめると受託開発はゴールの決まったもので、
Webサービス開発は、ゴールの無いものだということです。

どちらが良いかは人によります。
上記の点を勘違いして、IT企業というくくりで就職してしまうと、入った後で開発が苦痛になったりすると思います。(僕が若干そうです)

それぞれ開発者が自身にあった環境で開発していくことで、良いシステムを創っていき、日本のIT業界も盛り上げていきたいですね。

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